選挙には行こう

 

おはようございます!Listenだよ〜

 

やってるねぇ!シンデレラガール総選挙!

躍起になって参加したことは無いけど(から?)、傍から見てて不思議だなあ面白いなあ運営どうかしてるよって思うことがたくさんあるので、多分みんなとっくに気付いてはいるんだと思うけどこれを機に出力してみようかなと思います。

お気持ち表明とかじゃないよ!本当だよ!シャイニーオファーも遠目から見てるくらいだから……

 

超根本的な話をするんだけど、この総選挙ってシステムは本当にすごいと思うんですよ。良い意味半分悪い意味半分。

まずユーザーと可能な投票回数が1:Nなので、なぜ選挙という形式が平等性を持っているのかという前提も信頼性もなにも無い。

国政選挙で「投票権は所得に応じて分配します!」って言われたら怒るだろうし、当選者がその後に支持されるとも思えない。

でもリアルアイドルをはじめとするあらゆるキャラクターコンテンツだとそれが出来ちゃう。スゴすぎる!

とはいえユーザーは多分そんなこと最初から分かってるとは思うんだよね。分かった上で利益を得ようと奮闘する。お金を積んだり人脈を利用したりetc。

最初から全員が不平等ならそれはもう平等なのではないかというわけだ。確かに!!!

むしろ自分が頑張った分だけ結果に反映されるということだもんね。そりゃ廃棄しなければいけないほどにCDを積む人も出てくるわけだ。

消費を煽る商売が上手いな〜〜〜〜〜〜

 

ここまではどのコンテンツでも同じ条件だとは思うんだけど、ここからはシンデレラガール総選挙特有のことは何があるのかということで。

そもそもこの選挙で上位に入れたらどんな良いことがあるのかということだけど、

  • 順位が称号になる
  • 楽曲が貰える
  • 知名度が上がる
  • CVが無い場合はCVが付く

このくらいかな。輝かしい報酬たちだ。

そりゃ200人近くいる中で1桁順位なんて簡単に取れるものじゃないからね……

 

いやいやいや、キャラクターによって報酬が変わるのヤバすぎる!!!!!元から声が付いていたら報酬が1個減るじゃん!!!!

スプラでもアクション強化ギアでシューターとスピナーとブラスターにだけ弾ブレ抑制の効果が乗るのが不平等だと思ってるからこの気持ちはよくわかる……

 

とはいえ名誉が形として残るのは人によっては喜ばしいことではあるよね。1位になって第○回シンデレラガールの称号が欲しいという気持ちもまた否定されるべきではない。

いや、そもそも“シンデレラガール”って何…………?

シンデレラガールという概念が先に存在してそれを決めるために総選挙をやっているわけではなくて、総選挙の結果として1位になった人をシンデレラガールと呼び替えているだけですよね……?

となるとやっぱり、総選挙という催しそのものに信頼がないと、そこで1位を取ったという称号には箔が付かないんじゃないか?民間資格が就活では効果的でないように……

でもそこは今までの結果でなんとなく認められるようになってきたんだろうなあ。最初は流行りに乗っかっただけだったのかもしれないけど。

 

でもここまで考えて、そりゃネガティブな意見も飛び交うよなあと思うよ。素直で愛が深ければ深いほど。

だって投票する目的がズレるじゃない……?

推しをシンデレラガールにしたい人は2位以下だとダメだけど、CVを付けたい人は上位に入賞さえ出来ればいいから、後者が1位になるとCVは付くけど前者は面白くないよね。順位が逆だったらお互いに第1希望が通ってたんだし。

ただこれって毎回起き得る事象だったのも事実で、たまたまこれまで1度も起きていなかっただけだよね。

そしてそうなった時に、“そのCVが無い子が1位になれるわけがない”という前提で選挙形式への批判が行われている現状がとっても悲しい。

声付けるだけ付けたら次回から圏外に飛ばされるなんて今までも当たり前だったから、そういうのって言いっこなしなんだと思ってたのに……

第5回総選挙でCVを獲得した自担がもし1位だったら同じように言われていたら本当に苦しかったと思う。投票していない自分ですらそう思うから、のめり込んでいた人は自分なんかの比じゃないんじゃないかな。

 

全員にCVを用意していないことが根本的に悪いのはわかっているがそんなコンテンツを好きになってしまった以上多分どうしようもないので、個人的にはVIAみたいなそれ専用のフィールドを用意するのは得策だったと思う。そういう露骨なのやらないと思ってたから今更感はあったけど……やらない善よりやる偽善だ。

 

ここまで書きながら、最初は運営側の商売の仕方とそれに対するユーザーの構え方が面白いと思っていて、視点によっては賛否あれど稼ぎ方としては一理あるよな〜くらいだったんだけれど、なんだかんだユーザー同士でネガティブな意見を持ちあっているのが悲しくてあったまっちゃったんだなあって気付きました。

自分はただみんなの“好き”って気持ちを見ているのが好きなだけなのに……

ただそういう仕組みを作った側も良くないけど、まんまと蠱毒に参加してしまっておいて後から嘆くのも惨めだ。ひろゆきとかYouTube大学のこと叩いてそう。

 

結局は企業の商材に乗っかっている以上、向こうにイニシアチブを渡す楽しみ方をしているならコンテンツの展開に肯定的で在らざるを得ないし、自分の中に膨らませたもので楽しむのであれば供給の取捨選択を上手に出来るようになるしかないんじゃないかなあと思います。

脱線しまくったので落とし所としてはそんなところ。

 

エンタメ商業って難しいな〜〜〜

法に触れない限りどんなやり方であれ稼ぐのが上手い人を見るとまずは感心してしまうんだけど、世間ではそんなことよりも不義理を働かれたことに対して糾弾しがちだからちょっとギャップを感じちゃう。
好感度や支持を犠牲にする炎上商法みたいなパターンも、元はそれらが有ったという証左であるし、どんなに非難されようと結果的に報酬は得られているわけだし、自分の推している人がそうしない確証なんか存在しないわけだし……
ただいつも可哀想なのは何も知らずに謀略に巻き込まれる幼気なファンで、いつもその方々のことを考えては苦しくなってしまいます。

 

 

今回の件から俺が得るべき教訓は、他人に過剰な期待をすべきではないということだ。